皆さま、こんにちは MIDORIです
今日も朝から爽やかな晴天に恵まれた連休中日の日曜日・・・
スタジオ近くの代々木公園ではピクニックを楽しんでいる人も多いことでしょう
アンシャンテのスタジオ内にも、太陽の光が降り注がれていて気持ちがいいです
さて、話は昨日の夜になりますが・・・毎年GWの時期、東京有楽町・国際フォーラムを中心に様々なホールでクラシック音楽のコンサートがおこなわれているのをご存知ですか?
今年で10周年ということで、私は友人に誘われ、初めて行ってみました
普段、クラシックといえば、バレエ観賞が99.9999・・・・%のため、生で音楽だけを鑑賞するというのは、今までほとんどありませんでした。
ただ、バレエを通じてクラシック音楽には慣れ親しんできておりますので、興味津津のEVENT
さて、ラ・フォル・ジュルネというのは、そもそも何かと申しますと・・・
フランス北西部の港町ナントで、1995年に誕生したクラシック音楽祭だそうです。
クラシック音楽の常識を覆すユニークなコンセプトに貫かれ、「ラ・フォル・ジュルネ(熱狂の日)」のネーミングそのまま、ヨーロッパの数ある音楽祭の中でもっともエキサイティングな展開を見せているイベントのようです。
毎年テーマとなる作曲家またはジャンルを設定し、朝から晩まで数か所の会場で同時併行的に45分間のコンサートが、5日間で約300公演繰り広げられます。
演奏者は、旬の若手やビッグネームがずらりと並び、しかも、アーティスティック・ディレクター、ルネ・マルタン氏の「一流の演奏を低料金で提供することによって、明日のクラシック音楽を支える新しい聴衆を開拓したい」という考えに基づき、驚きの低価格に抑えられているんです。一回のチケットがとっても割安(最高額でも3500円)!
来場者の6割はクラシックコンサート初体験者で、またキッズプログラム(なんと0歳から参加可!)も充実し子供たちも多数参加しています
前置きが長くなりましたが・・・私が昨晩体験したのは、
“鍵盤の女王 と称えられる世界最高峰の現役ピアニスト、マルタ・アルゲリッチ”
現在72歳のアルゼンチン人の彼女は、ものすごいオーラと風格がありました
もちろん、彼女の生演奏は初体験の私。。。
そして、曲目は、『ストラヴィンスキー:春の祭典』
故モーリス・ベジャールの振付で何度も舞台を観ている曲でありましたが、2台のピアノだけで演奏するのを聴くのは初めて
フルオーケストラとは若干違いはありましたが、複雑な変拍子と絶妙な不協和音・・・激しい歓喜と息をのむ緊迫感。
とにかく音が複雑過ぎて、脳がついていけなくなることもあり、バレエと違って視覚を刺激するダンサーがいないため、時折ボーっとしてしまいましが、ピアノの指先が大画面に映し出されると、さほど激しいタッチではなく、長い指が流れるように鍵盤上を動いているのに驚きました
2曲目は、『サン=サーンス:動物の謝肉祭』
こちらでは、67歳のヴァイオリニストギドン・マルクソヴィチ・クレーメルとアルゲリッチとの夢の共演となりました
22:15~23:10という遅い時間の上、20歳以上という年齢制限があったので、5000人入る国際フォーラムのホールAは、かなり平均年齢高目の客層でした 笑
アンコールも含め、終わったのは23:40・・・
クラシック音楽ファンにとって嬉しい、今回10周年の特別追加公演として、急遽決まったプログラムだったようで、私も友人から誘っていただきラッキーでした
世界的な現役演奏家の重鎮から若手のホープまで・・・その共演もとても魅力的
こんな甘いマスクで若干20歳のイケメンクラリネット奏者もいましたよ
指揮者がいなかったのですが、演奏者同志が目と目を合わせながら、ほほ笑みあいながらの演奏で、なんとも和んだ雰囲気が素敵でした
『動物の謝肉祭』という曲は・・・
獅子⇒雌鶏と雄鶏⇒騾馬⇒亀⇒象⇒カンガルー⇒ロバ⇒カッコウ⇒白鳥・・・
とストラヴィンスキーとは打って変わって、色々な動物を次々と登場させ、楽器で泣き声などを表現したりと、とにかく明るく楽しい音楽なので、とても楽しめました
試聴はこちらから(ナクソス・ミュージック・ライブラリで試聴)
特に、白鳥はあの、バレエ『瀕死の白鳥』で知られる名曲です
他の曲も、あ、バレエの舞台で聞いたことがある!というのが多く、バレエとクラシック音楽は切っても切れない関係なんだな~とつくづく実感した夜でした
このイベントは、明日5月5日まで行われていますので、もしかしたら、まだチケットが残っている演奏会もあるかもしれません
ぜひ、お時間ありましたら、遊びに行ってみてくださいね
投稿者:MIDORI