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2021年11月11日 (木)

瀬戸内寂聴さん

こんにちは ニャジラです✧

文化勲章を受賞された作家、瀬戸内寂聴さんが11月9日、お亡くなりになりました。

99歳でした。

高齢での骨折や大病をされても、復活され活動されていらっしゃいました。

きっとたくさんの方々と百歳をお祝いし、さらに百歳を過ぎてもかくしゃく(矍鑠)として長生きをされると思い、願っておりましたので、とても残念です。

女流文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞されて、作家としての地位を若くから築かれて、多くの著書があります。

1998年には「源氏物語」現代語訳(全10巻)を完成させ、悠久の文学を現代の人々に一層広めました。

 

私も一時期、瀬戸内(晴美)さんの小説をたくさん、読みました。煩悩にのめりこむドロドロの人間感情や業(ごう)を描いた小説も読みました。例えば「女徳」など。 

批判を受け、執筆活動が苦しくなった時期もあったようです。

でも、書くことに関して「産みの苦しみ」など全く関係ないことのように、ペンが勝手に走っているのではないかと思わせるように、ほとばしるように、次々と小説を発表されたという印象があります。

瀬戸内さんの小説を「作家の技能に感服」と評した感想を読んだことがあり、まさにその通りと思います。

 

400冊を超える著書があるそうですから、やはり凄いと思います!

 

ご本人の私生活はというと、東京女子大学在学中に結婚し、その後間も無くから、自ら端を発して(!!)始まる波乱万丈の人生でいらっしゃいました。

51歳の時、出家され瀬戸内寂聴となり嵯峨野に寂庵を結び、定期的に法話を開き、悩む人々に耳を傾け励ましてこられました。

晩年までずっと書き続けられました。

小説家としての秀でた才能を授かって生まれてこられ、書く人生を生き抜かれました。

多くの素晴らしい著書を残して下さいまして、有難うございました。

 

心よりご冥福をお祈りいたします。

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投稿 ニャジラ(JUNKO)

 

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