瀬戸内寂聴さん
こんにちは ニャジラです✧
文化勲章を受賞された作家、瀬戸内寂聴さんが11月9日、お亡くなりになりました。
99歳でした。
高齢での骨折や大病をされても、復活され活動されていらっしゃいました。
きっとたくさんの方々と百歳をお祝いし、さらに百歳を過ぎてもかくしゃく(矍鑠)として長生きをされると思い、願っておりましたので、とても残念です。
女流文学賞、谷崎潤一郎賞など受賞されて、作家としての地位を若くから築かれて、多くの著書があります。
1998年には「源氏物語」現代語訳(全10巻)を完成させ、悠久の文学を現代の人々に一層広めました。
私も一時期、瀬戸内(晴美)さんの小説をたくさん、読みました。煩悩にのめりこむドロドロの人間感情や業(ごう)を描いた小説も読みました。例えば「女徳」など。
批判を受け、執筆活動が苦しくなった時期もあったようです。
でも、書くことに関して「産みの苦しみ」など全く関係ないことのように、ペンが勝手に走っているのではないかと思わせるように、ほとばしるように、次々と小説を発表されたという印象があります。
瀬戸内さんの小説を「作家の技能に感服」と評した感想を読んだことがあり、まさにその通りと思います。
400冊を超える著書があるそうですから、やはり凄いと思います!
ご本人の私生活はというと、東京女子大学在学中に結婚し、その後間も無くから、自ら端を発して(!!)始まる波乱万丈の人生でいらっしゃいました。
51歳の時、出家され瀬戸内寂聴となり嵯峨野に寂庵を結び、定期的に法話を開き、悩む人々に耳を傾け励ましてこられました。
晩年までずっと書き続けられました。
小説家としての秀でた才能を授かって生まれてこられ、書く人生を生き抜かれました。
多くの素晴らしい著書を残して下さいまして、有難うございました。
心よりご冥福をお祈りいたします。
投稿 ニャジラ(JUNKO)
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