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2020年3月14日 (土)

感動と感謝のバレエ鑑賞💛

こんにちはマノンです🎵
今日は冷たい雨☔の一日ですね。
先週末、2/27~3/8まで予定通り来日公演を果たしたパリ・オペラ座の舞台を観劇いたしました。
久しぶりの全幕バレエ『オネーギン』は、ロシア文学を題材にしたバレエの中でも大人向けの作品で、ドラマティックバレエの傑作✨
ジョン・クランコの振付で、本家本元はシュツットガルトバレエ団ですが、他のバレエ団が日本でこの作品を披露するのは初めてとのこと☆

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ロビーにはお決まりのパネルの他に、桜色と黄色の春にぴったりの生け花が飾られていました💕

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主役のオネーギン役は、しばらく見ない間にベテランの域に達していたマチュー・ガニオと、しっとりした雰囲気がタチアナ役にぴったりのアマンディーヌ・アルビッソン。

個人的に、この『オネーギン』という鼻持ちならない男性キャラクターが、小説でも映画でも好きになれなかったので、果たしてバレエ作品ではどうなのだろう・・・とちょっぴり不安と期待を持ちながら楽しみにしていました。

エトワールになった当初は、キラキラした甘いマスクの王子様キャラだったマチュー・ガニオでしたが、成熟した、個性が強いこのオネーギン役を見事に演じていて驚きました。

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1,2幕での傲慢さや人を見下したような目つき・・・そして3幕では一転、タチアナに対する激情をぶつける中でも後悔の念に押しつぶされてる悲痛な叫びが聞こえてくるようなオネーギン。

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1幕で魅せた愁いを感じるソロがとてもよかったからでしょうか・・・冷たい表情の中にも、どこか悲痛な心の内を感じるような役作りだったように感じました。

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マチュー・ガニオのオネーギンは予想外にも、ちょっと同情しそうになってしまうほど嫌いになれない(なんじゃそりゃ?^^;)オネーギンでした😃

また特筆すべきは、アマンディーヌ✨ 彼女の全幕バレエを観るのは初めてだったのですが、ずっといつか見てみたいと思っていたので楽しみでした。

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うっとり見とれてしまうほど美しいつま先・・・過剰な感情表現ではなく、さりげない目線や仕草、そして美しい踊りで全てを物語り、タチアナそのものにしか見えなかったくらい適役だったと思います。

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新型コロナウイルスの感染が広まる中で、この貴重な機会が無くならなかったことは奇跡に近いようにも感じ、また日本まで来てくださったオペラ座のダンサーや関係者の方々に感謝の思いで一杯。

カーテンコールでは、最終日ということもあり、他の日出演のダンサーや舞台スタッフの方々も舞台上に姿を現し、達成感のような喜びが伝わってきました。観客との一体感のような・・・何とも言えない心温まる空気が生まれました💓

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パリ・オペラ座の芸術監督であるオーレリー・デュポンは「こんな時に・・・ではなく、こんな時にだからこそ芸術が必要なのです」と仰られたそうですが、主催の日本のスタッフの方々の計り知れないご苦労の賜物でもあり、皆様に感謝感謝です!

投稿者:マノン

 

 

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