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2019年6月 1日 (土)

ドキュメンタリー映画『マックイーン:モードの反逆児』

こんにちはマノンです🎵

最近、映画や海外TVドラマ、文学などに触れ、刺激を受けている今日この頃・・・

そんな中、気になっていたアレキサンダー・マックイーンのドキュメンタリー『マックイーン:モードの反逆児』という映画を観ました🎬9
9年前、突如としてこの世を去り、今となっては伝説の存在となってしまいましたが、現在もファッション界には彼のブランド「アレキサンダー・マックイーン」は生き続けています。。。

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彼が10代のころ、失業手当を受けていた時期があり、そのお金で生地を買い、洋服を作っていたという駆け出しの頃のエピソードから、狂気ともいえる美に対するあくなき追求や、挑発的な数々のショーを世界に発信し、常にモード界の注目を集めていた栄光の時期までを、実の母親や彼を良く知る様々な人のインタビューを交えて、約2時間弱のドキュメンタリー映像でした🎬

反逆児としてその名を轟かせてきた華やかなモードの世界の裏で、計り知れないプレッシャーと苦悩と闘う日々──。

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年14回も行われていたというコレクションのショーに、どこかに逃げ出したい気持ちを押し殺して没頭する姿・・・

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彼の才能をいち早く見出し、友情を深めたイギリス版『ヴォーグ』のエディターでありファッション・アイコンであったイザベラ・ブロウの生き方も、かなり興味深かったです💡
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ただ、、、彼女も自ら命を絶つという運命でした。

その苦しみは、本人にしかわからないものなのでしょう・・・

このドキュメンタリーを見て、彼は反逆児といわれていましたが、私には、誰よりも洋服に魅了され、誰よりも純粋で、誰よりも正直だったように感じました。

一番心に残った彼の言葉・・・「僕のコレクションを見終わった後に、日曜日にランチをした後のような気分になるショーはやりたくないんだ。嫌悪感でもいいし、ワクワクした気分でもいい、とにかく何らかの感情が起こって欲しい。観客が何も感情的になれなかったら、僕の仕事はうまくいかなかったということなんだ」

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現実社会を、彼が経験してきたまま、彼が見てきた社会の矛盾や悲劇を、包み隠すことなくファッションという芸術を通して表現し、人の心を揺さぶる真の芸術家であったと思いました。

自身のHIV感染という現実と最愛の母親の病死という現実は、どうしても受け入れることができず・・・母親の葬儀の前日に自ら命を絶ったのでしょうか。。。

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私が、アレキサンダー・マックイーン本人を観る機会があったのは、2009年4月ロンドンのサドラーズ・ウエルズ劇場でのことでした。

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それは、シルヴィ・ギエムがオペラの演出家のロベルト・ルパージュ、コンテンポラリー振付家のラッセル・マリファントと組んで主演した『エオンナガタ』という舞台で、アレキサンダー・マックイーンが衣装を担当し、初日のカーテンコールで、彼も舞台上に姿を現しました。なんの気取りもなく、シンプルなカジュアルな格好で、はにかみながらお辞儀をしていた姿は目に焼き付いています。

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彼のコレクション・ショーで披露される奇抜でゴージャスなファッションとは違い、舞台コンセプトとダンサーの動きを最重要視したミニマムリズムな舞台衣装でした✨

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ダンス・演劇・モードの垣根を超えた天才たちのコラボレーションは、思い出深い舞台でした。

それから、10か月後の2010年2月、一年も経たないうちに、モードの天才がこの世を去ってしまうとは・・・その時の衝撃も忘れられません。

投稿者:マノン

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