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2019年2月 2日 (土)

バレエトピックス@NHKおはよう日本

こんにちはマノンです

昨朝の「NHKおはよう日本」という番組で、昨年秋に引退した英国ロイヤルバレエ団のバレリーナである小林ひかるさんが取り上げられ、大変興味深い内容でしたので、シェアしたいと思います

小林ひかるさんは、パリ・オペラ座バレエ学校を卒業後、ヨーロッパのバレエ団で活動し、2003年に英国ロイヤルバレエ団に入団して、15年間活躍されました。日本人としては、エリート中のエリートですね

そして、現在は、4歳のお嬢さんを持つ母となり、またご主人のフェデリコ・ボネッリさんは、同じく英国ロイヤルバレエ団で現在もプリンシパルダンサーで活躍されているという素敵なご家族

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ヨーロッパをバレエで渡り歩いてきた小林ひかるさんは、ご自身、出産後も間もなくトレーニングを再開し見事4ヶ月後には舞台に復帰されました

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これは、ヨーロッパではごく普通のことなのですが、日本では、まだまだプロのバレエダンサーとしての環境が整っていないため、才能があっても出産を機にバレエ団を辞めてしまうというのが現実

もちろん、小林さんも不安が全くなかったというわけではないと思いますが、出産を決意した背景には、そうやって辞めていってしまう日本の若手バレリーナの存在があったとのこと。

体の美しさと高い身体能力を維持しなければならず、休んでスキルが落ちればすぐにポジションを奪われてしまう厳しい世界なのは、日本もヨーロッパでも同じですが、小林さんは自分が出産後に復帰を果たすことで、日本の若手バレエダンサー達に希望をつなぎたいと考えるようになったそうです 

38歳で出産すると、小林さんは出産3日後から体を動かし始めた。2週間後にはトレーニングを再開されますが、妊娠を経た体の変化は想像以上に、妊娠前と変わってしまっていたようです。

一日でも練習を休むと、元に戻すのが大変というのが常識のバレエの世界ですから、それはそれは大変なことだと思います

日々、体のバランスと失われた筋力を取り戻すために、体幹を鍛える片脚のスクワットや、腹筋を取り戻すためのボールを使ったエクササイズなど、1日5時間、合間に授乳をしながら毎日トレーニングを続けられたそうです。

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夫のフェデリコさんは妻のキャリアを支えたいと自らの仕事を減らし、家事や育児のほとんどをやり、見事、小林さんは異例の早さで妊娠前の体とスキルを取り戻し、バレリーナでも努力すれば出産前と変わらず舞台で輝けることを証明されました

そんな小林さんは今後、日本のバレリーナが出産後も活躍できるよう、支援に取り組んでいきたいとインタビューで力強く語られていましたのがとても印象に残りました

アンシャンテのスタジオでも、「マタニティ・ベビーと一緒」クラスがございます

老若関係なく、いつでもバレエに親しめる環境づくりに貢献していきたいと私も思いました

投稿者:マノン


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