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2017年10月15日 (日)

教会巡り in ローマ

皆さま、こんにちは

雨雨雨の週末ですが、いかがお過ごしでしょうか?気温もかなり下がってきまして、慌てて衣替えしました

 

さて、まだまだイタリア旅行記の続きを投稿させていただきますので、もう少々お付き合いくださいね

 

 

ローマは、イタリアを代表する芸術の巨匠が数多く作品を残していて、ローマに来なければ鑑賞できない絵画や彫刻、建築物の宝庫であります

 

今回の旅の楽しみの一つで、カラヴァッジオが描いた教会の壁に飾られている彼の作品を観るために教会巡りをしました

 

 

まずは、絶対観たかった『聖マタイの召命(1599-1600)』、『聖マタイの殉教(1599-1600)』、『聖マタイと天使(1602)』の三作品を鑑賞することができるサン・ルイージ・デイ・フランチェージ教会へ・・・

 

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光と影を強調した画法で知られるバロック絵画の巨匠、39歳の若さでその生涯を終えたミラノ出身のカラバッジョ(1571年~1610)1592年から1606年までの14年間をローマで過ごしたとのことで、街なかを散歩しながら“無料カラバッジョ”を鑑賞。そんな贅沢を味わえるのはローマだからこそです


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次は、サンタゴスティーノ教会。内部左手にある礼拝堂には1604年-1605年の作品『ロレートの聖母』が展示されていました


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ため息が出るほど、美しく、儚く・・・そして温かさのある人間味が漂ってくる聖母マリア像
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聖母マリアも、民と同じく裸足で描かれています
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さて、最後は・・・ポポロ広場へ。広場北側の玄関となっているポポロ門に隣接して聳えたつサンタ・マリア・デル・ポポロ教会にはカラバッジョの代表作品のひとつである『聖ペトロの磔刑(1600-1601)』と『サウロの改宗(1600-1601)』の二作品が展示されていました


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とても宗教画とは思えないシーンではありますが・・・その迫力は圧巻です
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血の気が多く、性格破綻者として語られることが多いカラバッジョでしたが、・・・彼の人格形成には色々な辛い体験をした幼少期や両親との死別など、孤独や恐怖との葛藤が影響していると思われます

イタリア製作のカラバッチォの生涯を描いた映画を観ると、彼の光と影が入り乱れている人生がよく分かります

人格はともかく、その作品が後世になって多くの芸術家たちに影響を与えたことは誰もが認める事実なのですが、多くの宗教画によくある現実離れした美しい絵画とは正反対の、描かれた人々から、今にも話し声が聞こえてきそうなリアルな表情や鋭い写実性が彼の作品の魅力の一つであります

実物をありのままに描くことが出来る比類ない画家の作品は、現在の私たちが観ても、他の作品とは全く違って観える特別な感覚は圧巻で、期待以上の忘れられない体験となりました

投稿者:MIDORI

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