英国ロイヤルバレエ団 “ロミオとジュリエット”

皆さま　こんにちは　MIDORIです

昨日は、イギリスのEU離脱という衝撃的なニュースが世界を駆け巡りました

歴史を変えるほどの大きな決断に、イギリス国内はもちろん今後の日本にも、様々な影響がありそうですが・・・世の中が不安定な時こそ、芸術・文化などに触れ、心を豊かにし、美しいバレエで癒されたいものです

さて、イギリスのロイヤル・バレエ団の３年ぶりの来日公演が先週から始まり、今まさに真っ最中であります

シェークスピアが生み出した純愛の名作『ロミオとジュリエット』を本家本元のロイヤル・バレエ団で・・・

ジュリエットを演じるのは、生粋のロイヤルっ子であるローレン・カスバートソン

そして、物語の舞台でもあるイタリア出身の フェデリコ・ボネッリのロミオを観ることが叶いました

二人とも、とにかく品があり、舞台上でこの上なく輝いていました

ローレンは、軽やかで、長い手脚の描く軌跡がマクミランの振り付けの美しさを物語っていました

そして、イタリア人ボネッリはロミオそのもの・・・高度なテクニックを要する振り付けをサラリとこなしていました



バレエ団の中では既にベテランの域に達している彼らが作り出す純愛の世界は、観ている者をあっという間に引き込み、まるでイタリアのヴェローナにいるような気分になりました

まさに、理想のロミオとジュリエット


物語は悲劇ではありますが、ロミオとジュリエットの若い愛の力が人々の心を動かし、世の中の諍いを改めていく・・・４００年前の物語ですが、何か現代にも通じる不朽の名作であると改めて感じました


カーテンコールは清々しい主演二人の笑顔

３年に一度の英国ロイヤルバレエ団来日公演は、明日が最終日です

公演は、現在２作目の『ジゼル』に変わっていますが、こちらも素晴らしい名作ですので、お時間のある方は是非生の舞台を味わってくださいませ

投稿者：MIDORI