シルヴィ・ギエム ファイナルツアー千秋楽☆.。.:*・
皆さま 明けましておめでとうございます MIDORIです
2016年の幕が明けてから一週間があっという間に経ちました
暖かい晴天続きの過ごしやすい年末年始でしたが、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか?
さて、12月30日の神奈川県民ホール・・・雲一つない青い空の下、
ここで、この日が引退ファイナルツアー最終日となるシルヴィ・ギエムの公演が行われました
15年以上前のこと・・・日本の美しい文化が大好きな彼女のために、私が初めて着物を着て観に行った時の想い出の着物を着て行きました
12月9日の初日の川口から日本全国を巡り、16公演目の最終地の横浜に、ヨーロッパやアメリカ東海岸からと世界各地よりファンが想い想いに集結しました
アメリカではあまり踊る機会がなかったため、フィラデルフィアから来た友人は、この日がシルヴィ・ギエムのボレロを生で観るのは初めてとのこと・・・最初で最後のボレロを目にするため、1歳の娘をアメリカに残して、駆けつけました
35年前の衝撃の初来日からずっと、日本のファンから愛され続けてきたシルヴィ・ギエムのボレロは、とても丁寧に丁寧に、彼女自身がひと振りひと振りを噛み締めながら踊っているような、そして美しさと強さ・・・さらに彼女の人間性を垣間見せるような温かさが溢れ出ていました
もちろん・・・もちろん感動と涙のカーテンコール
立ち見席まで埋め尽くされた2400人を超える会場内も、とても温かな空気が漂っていました・・・
全員でペンライトを振り、鳴り止まない拍手と、沢山の花束を手渡すファンに応えるシルヴィ・ギエムの笑顔、そして相思相愛だった日本への大きな愛に包まれたエンディング・・・
バレエに選ばれ、その役割を十二分に果たした唯一無二の偉大なバレリーナは、世界中のファンのため、日本のファンのために最後の最後まで誰よりも美しく、誰よりも強く、誰よりも清々しいラストを飾りました
同じ時代に生まれてこられたこと、こんなにも沢山来日して全力で踊ってくれたこと・・・
それから・・・
2011年3月11日の震災から2週間後には、急遽パリのシャンゼリゼ劇場で、被災地のためのチャリティー公演を開催してくれたこと・・・
震災後しばらくの間、決まっていたオペラやコンサート・バレエの来日公演が次々と中止になっている最中、数年先まで埋まっているスケジュールを調整して、同10月には、自ら来日し、福島・仙台・岩手と被災地の各地の劇場で踊り、被災者を直接勇気ずけてくれたこと・・・
東京でも『HOPE JAPAN』と題したチャリティー公演で多大なる支援をしてくれたこと・・・
すべてにありがとう
これから先も、ずっと私たちの記憶の中に、心の中に存在し続けるバレリーナであると確信しています
そんなシルヴィ・ギエムの最後のTV取材となったインタビューが、1月11日(月)のNHKニュースウォッチ9(21:00-22:00)で放送されますので、ぜひぜひご覧下さいませ
http://www9.nhk.or.jp/nw9-blog/1700/235141.html
投稿者:MIDORI
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