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2010年12月19日 (日)

美しくなるための、鏡の使い方

皆さん、師走ですね。

こんな時期だからこそ、忙しさを微塵も見せずに

ココロに余裕を持って毎日を過ごしたいものです。

そんな中、面白いことが微塵も浮かばない私は

余裕が微塵もないということでしょう。


(ココに面白いことを書いて余白を埋めてください)


ということで、最近はいつもより睡眠時間を取るようにして

(色んなことから現実逃避して)いる

健康第一主義のバレエ教師、安藤万里子です。


さて、2007年から細々と続けているカラダ講座ですが

最近、毎月のコラムを楽しみにしています、と

様々な方面からご支援のお言葉を頂きまして

本当に嬉しい限りです。

そんなありがたい皆様のためにも改めて、

毎月1回はコラムを更新していこうと

2011年に向け、気持ちを新たに頑張っていこうと思っております。


それでは、

3年前に比べて長すぎるアゴ…ではなく前説にNO! ←面白くない

を唱えつつ、本題に移るとしましょう。


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◆目的をすり替えていませんか?

前回のコラムでは

プロセスを完ぺきにこなす事に囚われるあまり

目的がすり替わってしまわないこと

の大切さをお話ししましたが、これは簡単に言うと


目的:【キレイになりたい】

手順①→とにかく痩せる(手段)

手順②→2ヶ月で6キロ体重を落とす(痩せる手段)

手順③→2か月後に4キロ痩せたけど、6キロ落とすって決めたから

      あと2キロ痩せる為に断食

      (目的が【6キロ落とす】にすり替わっている)

結果→ストレスがたまってドカ食いしてリバウンド


という事なのです。

ちょっとドキッとしましたか?


もっと簡単に言うと、

読者はコラムが読みたいのに

面白い前説が書けないからといって

ブログの更新がどんどん遅れている

アンドウマリコさんがよい例ですね。


ちょっとドキッとしましたか?(しないって)


本来の目的を忘れて

自分が決めたタスクをこなすことに気持ちがいってしまうと

タスクをこなした自分に一瞬満足するだけで

目的は何も達成できてない事に気付かされます。


これは日常のどの場面でも起りうることです。

●幸せになりたいから、

 一生懸命お金を貯めたのに全然幸せじゃない

●健康になりたいから、週1でジムに行くって決めたわ!

 あ~いい汗かいた~(半年経っても特に変化なし)


では、本来の目的を見失わずに行動していれば、

皆が目標を達成できるのでしょうか?


実はたくさんの人が見落としている、

大事なことがひとつあるのです。


◆道具は、使い方次第

目標を無理なく達成できる人たちは

人一倍の努力や、意志の強さはもちろんのこと、

目標を達成するために選んだツール(道具)の

使い方が非常に上手だったりします。


このコラムでも何度も言っていることですが、

バレエ表現・テクニックの上達や

いつまでも健康に使える美しいカラダを作るためには


ただ「体を動かす」だけでなく

カラダの感覚が育つように、カラダを使っていく」ことが

重要だと私は感じています。


見た目に気を使う女性や、表現者は皆そうだと思いますが、

もし自分が「人からどう見えているか」を知りたいのであれば

その感覚を育てるのに素晴らしいツールとなる

≪鏡≫の使い方を今回はお教えしますね。


◆「鏡を見ながら~する」だけではもったいない!?

毎朝起きたら化粧をしたり、髪を整えたりと

男女問わずお世話になっている鏡ですが、

皆さんは鏡に映る自分を見て動いていませんか?


鏡を見なければ(自分のやっていることが)わからないから、

鏡を使って確認するのです。当たり前のことですね。


最初は鏡を使う目的は皆同じなのですが、

途中から

鏡を利用しているのではなく、

鏡に依存してしまう人が増えてしまうのです。


鏡に依存している人は、いつまでたっても

鏡がないところで自分のやっていることを

再現できません。


ドキッとしましたか?

であれば、この先は必見です。


◆感覚を育てる、鏡の使い方

私のレッスンでは自転車の補助輪のお話をよくします。

近い将来、補助輪を外して

二輪で運転できるようになるために

<バランスが取れている感覚>を養う道具として

補助輪を使いますよね。


ということは、補助輪は自転車の一部ではなく

あくまでツールであって、

それを外しても運転できるように

本人が感覚を養わないといけないのです。


だから決して鏡を見てはいけない、ということではありません。


自分が今やったことがどう見えているのか

確認して修正するツールとして鏡を使うようにすると、

鏡を見なくてもできること・わかることが増えてきますよ

というオイシイお話です(笑)


◆こんな感じでやってみましょう

① お手本になる人の動きや形をじっくり見る。

② ①を見て、自分がやりたいことのテーマを決める。

(上半身がバタバタしない・つま先伸ばす・滑らかに動くなど)

③ 「こうかな?」とカラダの感覚で何度かやってみる。

  (鏡が目の前にあっても見ない)

④ 「こんな風に見えているのかな?」と自分の姿を想像。

  (鏡を見ない)

⑤ 鏡を通して自分の姿を見てみる。

⑥ ④で自分が想像していたものと鏡で見えたものが

  ピッタリあっていたらOK。

  ただ、①の理想の形に近づけたかったら、

  先生の形やアドバイスを思い出して①~⑤を繰り返す。


大切なのは、

◎「見ながらやる」のではなく、「やりながら見る」

 (カラダの感覚を見失わない)

◎自分が「こう見えている」と思ってやっていることと、

 実際に鏡で見えていることが同じかどうかを常に確認する

この2点だと思います。


鏡がなくてもその動きを再現できる

=カラダの感覚が身についている

これは自転車に乗れる事と同じで、一生モノです。


さらに、その動きが周りからどう見えているかがわかれば、

自分の美意識に叶う「美しいしぐさや動き」も

表現できるようになるのです。


ぜひぜひ、ダンスのレッスンや日常で試してみてください!

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それでは皆様、今年も大変お世話になりました。

どうかご家族・ご友人と

温かく素敵なクリスマス・年末年始をお過ごしくださいませ。


来年も皆様に、このコラムで

又レッスンにてお会いできるのを楽しみにしております!


<アンドウマリコ>

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