こんにちは。ニャジラです。
とうとう11月に入ってしまいました。別名「霜月」。まだ、東京に霜はおりませんが朝晩は随分寒くなりました。
今日は3連休の中日ですが、最終クラスも10名の生徒さんがいらっしゃいまして、皆さん楽しく頑張っています。今日も2つ、3つと連続受講の方、5名いらっしゃいました!!
6時25分の「バレエ基礎対策」を受けられた方が、「温泉に入った後のような感覚です。自分の癖や歪みがわかり、自分で体のメンテナンスができる感じ。体の使い方をよく教えて下さいます。美しい動きとは何か、なぜ美しいと感じるか、がわかってきたように思います。」と言っておられました。
さて、最近「ソマティクス」や「フェルデンクライスメソッド」の専門の方とたまたま少しお話しする機会がありました。私は初めて聞く言葉でした。皆さんはもうご存知でしょうか?
ネットで検索すれば沢山出てきますが、日本フェルデンクライス協会「フェルデンクライスメソッドとは」を抜粋しますと
「このメソッドは、身体に心地よい動き(呼吸や声、目や口、腕や脚、背骨や骨盤などの部分的或いは全身の動き)を通し、全身の骨格や筋肉がどのように連携して動いているのかを詳細に体験することで、脳を活性化し、神経系を通してより自然で質の高い動きと機能を身につけていく、学習のためのレッスンです。
心地よい体の動きで活性化された脳は、これまでの身体の無駄な動きや力の使い方に気づきながら、如何にすれば余分な力を使わずに効率よく楽に動くかを学習します。その結果、心と身体の双方にわたって無駄な緊張が解きほぐされ、持てる能力を充分に発揮することが可能となります。 」とありました。
私達の動きは、生きているうちに、無駄な動きや硬直が習慣化されて身についてしまっているらしいのです。そういわれれば、確かにそう思います。
それを認識し、その無駄な動きや習慣化された余分な力を使わず、効率良く自然で質の高い動きを学習していくということ、ですね。見る側にもきっと、より自然な動きの流れが、優雅で心地よいと感じられるのだと思います。
まだ、ちょっと読みかじっただけで、専門的にはもっともっと奥が深いものと思いますが・・・
バレエのレッスンで「身体のゆがんだ癖や、力みの癖をまず修正することが、むやみに回数練習するより、技術の習得に近道」といったことを言われたことを、思いだします。
力のロスを少なく、パワフルに優雅に踊れたら、と本当に思いますよね。
しかし、芸術は必ずしも自然ばかりではなく、非日常、ときに身体に不自然なことや、もしかしたら、とーってもよくない負荷がありながら、見る人々の心に残る印象やインパクトや憧憬といったことが起こり得る場合もあるかもしれません・・・。(これは、悩める一人言)
日々、色々悩み考えながら、いろんなことを楽しみにかじってみようと思います。様々な方向から補い合えれば素晴らしいと思いますから。
「ソマティクス」もフェルデンクライスと深い親交のあったトーマス・ハンナ(哲学者)が創始者であり、フェルデンクライスメソッドを基礎としてるものと、あります。
アンシャンテでも、例えば、「ダンサーのためのソマティクス」などのレッスンが始まるといいな・・・と思います。
最初にご紹介した日曜の17:00、18:25、19:30の安藤先生は、このようなメソッドにも通じておられるバレエの先生です。みなさんもどうぞ一度体験してみて下さい。
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創始者のモーシェ・フェルデンクライスは物理学博士でありスポーツ愛好家でもあり、興味深いのは、パリで嘉納治五郎(柔道の創始者)から柔道を習い黒帯を取得したとあります。その後、怪我をきっかけに、物理学をはじめ大脳・神経生理学、生理学、解剖学、心理学、精神医学、系統発生学、ヨーガ、柔道などを基に探求し、現在のメソッドの基礎を確立し、自身、再びスポーツ活動ができるようになった、とあります。
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ではまたね!
投稿者 ニャジラ