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2008年6月28日 (土)

「身体で覚える」の本当の意味

気が付いたら前回の投稿から1ヶ月以上も経ってしまいました

みなさんはこの梅雨の時期、いかがお過ごしですか?

お久し振りです不器用なのに色々こなそうとして

どんがらがっしゃーん

となることの多いクラッシャーな講師の安藤万里子です



そんな不器用さにも懲りず、最近は次々と食品が値上げされているのもあってスイーツやパンは手作りするようにしています

とはいえ、忙しくバタバタすることも多いので、時間の節約のために小麦粉に白玉粉を入れて発酵いらずのパンを作ったり、ミックスを買ってきて簡単にプリンを作ったり

ストレス発散になる上に、沢山作ったら人にもおすそ分けできるし、お店で買うよりも全然安く済むので結構ハマっています

まぁこの前ホットケーキミックスを使ってパンを作ったら、なぜかたまごぼうろ(硬いボーロではなくふっくらした柔らかいぼうろの方です)ができちゃいましたが。なぜ…



うーん(激しく悩み中)



…さて、前回の続きとまいりましょう!

「パの覚え方超基本編」(←5月17日のブログを参照してくださいね)は実践していただけましたか?

前回は、とにかく身体を動かして覚える、という基本姿勢をお話しましたが、

今回はそこからもう一歩踏み込んで、「身体で覚える」というのは具体的にどういうことなのかをご説明します。

と、その前に・・・



私は日曜日の「バレエ基礎対策」クラスで

歩くこと

から教えています。



皆さんは歩けない訳ではありません。何も考えなくても、当たり前のように毎日歩いて日常を送っています

では、なぜそんなことを教えているのでしょうか?



なんと、人としての歩き方を忘れてしまっているからです

大多数の人はつま先で土をけって前に踏み出す感覚を忘れ、

歩くかたちをしているだけなんですよ。

そうです、貴方もです。

不自然な身体の使い方をしているから、歩いているだけで身体を痛めてしまう…恐ろしいことですね。

でも、残念ながらほとんどの方が無意識に、こうした形で病気や怪我の原因を自分で作り出しているのです。

そんな感覚のない状態でバレエをしたら、身体を痛めるのは当たり前のことです。





実は、私は歩けなくなった時期がありました。

歩けなくなってはじめて、物心ついてからは本当の意味で「感じて」歩いていなかったのだと気づきました。

だから、赤ちゃんのように地を踏みしめることから始めました

どうしたら前に進めるか、全身を負担なく支えられるか、足の裏の感覚を追いながら歩き方を学んでいきました。

それと同時に、今まで当たり前のようにやっていた、日常生活で行うシンプルな動きをすべて意識してやってみました。

そうしたら、無駄に力が入っていたり、変な姿勢になっていたりと、日常の動きのほとんどで不自然な身体の使い方をしていることに気づいたんですね。

感覚を追っていくうちに、無意識のうちに身体を必要以上に酷使していたのだと実感できるようになったのです。



これが、「身体で覚える」ことのメリットです。

このように、日常で「なんとなくやっていること」のひとつひとつを深く掘り下げていくことで、動きの質を高めることができます。

当たり前になってしまっていることに目を向け、時間をかければ、

日常での身体の使い方、そしてバレエにおける身体の正しい使い方もどんどんわかるようになっていきますよ



さて、本題に戻りましょう。

「身体で覚える」ということは、ただ身体を動かす、ということではありません。

では、「身体で覚える」というのは、どういうことでしょうか?

ズバリ!

刺激で覚える(電流は流さないでください)

ということです



パを覚える順番で言えば、かたちを見て、かたちを真似して、ひたすら身体を動かしてみる、その次の段階(超基本編の⑤)です。

なんと、これが「パの覚え方の極意」なのです



ん?これだけ?

と思われる方もいらっしゃるでしょう。 これだけです。



人は、触れたり、触れられたりという外からの刺激や、

からだを動かす時に起こる中からの刺激を感じることで、

身体の部分を認識します。



身体を動かしたとき、床に触れたときの、その瞬間の刺激を全身で覚えておけばいいのです。

そうすれば、鏡が目の前になくても、周りをみなくても、頭を使わなくても、刺激を追ってみることで自然とそのかたち、その動きを再現できるようになります。



パの順番だけでなく、自分の身体の感覚を訓練することもできるという、身体にとっていいこと尽くしの方法です。

覚え方って本当に大切なんですよ~



ちなみに、かたちを真似して、そのかたちに自分の身体を当てはめている状態では、そこに貴方の感覚はありません。

意思も目的もない、ただの「かたち」「動き」です。

たとえパの順番を完璧に覚えられたとしても、ただ手や足がせわしなく動いているだけの、無機質で情感のない動きになってしまいます。

今の日本にこの類のダンサーがどれだけいることか…

「感じる」ということを教え、その感覚を育てていく情操教育の大切さを私も今ひしひしと感じています。

踊っているときに身体を(それも全身を)使っている感覚がなければ、感性を養うことはできません。

それでは、バレエを習う最大のメリットを得られないのです。

皆さんにはぜひとも

感性で踊ることの喜び

を感じていただきたいと思っています

             ****************

さて、今回は「パの覚え方」を通して

「刺激を追って身体を動かしてみること」の大切さを説明してみましたが、

皆さんには是非これをバレエだけではなく、日常生活にも応用していただけたら嬉しいです



どうすれば健康に生きられるのか、怪我や病気をしなくて済むのか、痩せられるのか、柔らかくなるのか・・・私たちの身体はわからないことだらけですよね。

わからないが故に、真実かどうかもわからない沢山の情報に翻弄され、様々なメディアに踊らされてしまいます。

いろんなことに挑戦してみたものの、望んでいた効果は得られず、結局何が本当に良いのか実感が得られないままでいる方がとても多いと思います。

しかしながら、皆さんの身体の取扱説明書は感覚という形で自分の中でちゃんと検索できるようになっているのです。

身体は感覚を通して真実を私たちに伝え続けています。

それに気づかないフリをしているのは、私たちなのです。



今自分の中にある感覚を研ぎ澄ますことに気持ちを向けてみてください。

おのずと、知りたかった答えのヒントが得られます。身体はそういう風にできています。

なにか問題があったときに医者や数々の治療法に頼って、治ったらまたいつもの日常に戻るのであれば、どんな身体の異常や心の悩みも根本的には解決できません。

私たちは自分の身体やこころを痛めつけている原因に気づき、予防することができる素晴らしい能力を持っているのですから、

あたりまえのことから見つめなおして、効率的で負担のない身体の扱い方を自分の感覚から学び、自分のものにする。

そうして得た鋭い感性は、あなたの一生を通して役に立つとなるでしょう。



情報過多な今の時代だからこそ、

自分が本当に必要としているものは何かを直感で見極め、

見つけたと感じたら納得するまでとことんこだわりぬくことが大切ですね。

皆さんが自分の得た知識をじっくりと吟味して、健康に、そして幸せに生きるための知恵に変えていくことができますように

私も日々努力を怠らず、皆さんの人生のお役に立てるような知恵を身に付けていきたいと思います

<アンドウマリコ>

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