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2007年12月22日 (土)

寒さに負けないカラダの使い方★

お久しぶりです!講師の安藤万里子です☆

いや~年末ですね。右を見ても左を見ても年末です。

明日はイブで(クラス教えてますよ~)、明後日はクリスマスで、大晦日前までに大掃除や忘年会もこなしつつ、来週には2008年に突入してしまうという大変なイベントラッシュですね。

今夜M-1を見ようとしている私はよっぽどなんじゃないか?という疑問はさておき。

「坊主も走る」などと言われる師走ですが、現代では忘年会帰りに電車に向かって走りまくる人々の「駅伝」ならぬ「終電」大会が毎日開催中ですよね。

では、ちょっと質問です。

皆さんが終電に向かって必死で街を駆け抜けているとしたら、その時いったい何を考えていらっしゃるでしょうか?

………。

何も考えていないですよね?

走っている間「終電!終電!」とひたすら考えているわけでもないはずです。

必死であれば何かを考えている余裕はありません。

焦りすぎて人にぶつかりそうになったり、何かにつまづいて転びそうになってヒヤヒヤした経験のある方も多いと思いますが、この時の皆さんは「電車に乗る」という目的に「夢中」になっている状態です。

実は「夢中」は危険を伴うのですね。なぜかと言うと、周りが見えていないからです。

「夢中」とは、「夢の中」にいる=現実が見えていない ということなんですね。

若いうちは何かに夢中になって、とことん突っ走って自分の限界を知ることも大切です。夢ならいつか覚める時が来ますから、その時に自分のした事を客観的に見つめて、自分にどうプラスになったかをよく吟味して今後の成長につなげていければ、夢中になる甲斐があるってもんです。



さあ、本題ですよ。

ダンスをしている時に私たちが目指すべき状態は「夢中」ではなく「集中」です。

「集中」とは、「自分の目的意識(こうしたい、こうなりたい、という願望)」と同時に「周りの環境に感性を働かせる」ことです。

ここで、皆さんが1週間…どころか2週間実践している≪肌レッスン≫(12月8日のブログ参照)を思い出してみましょう。

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①回目→化粧水をつけている手のひらで肌質を感じる

肌が硬い、柔らかい、冷たい、温かいなど)

②回目→触れられている肌で手のひらを感じる

手が硬い、柔らかい、冷たい、温かいなど)

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1回目の作業は何かに「触っている」という感覚を養います。

そして、2回目の作業は誰かに「触られている」という感覚を養うのです。



2回目に肌で手のひらを感じながら

『なんだかエステの施術を受けているみたいだわ』

と思った方。



その感覚です!

「外からの刺激を感じる」ことが、なにより身体の活性化に繋がるのです。

長い間使われずに眠りについてしまった身体を自分の力で起こしてあげられる唯一の方法…つまり「カラダの活性法」とは、○○呼吸法でも○○運動でもなく、周りにあるものに触れて、もしくは触れられて、それを「感じる」練習なのです。

クラス中に自分の動きやダンスのステップをこなす事に「夢中」になっていると、周りの環境はおろか自分が触れている物体(この場合は「床」や「バー」ですね)を感じることができません。この時は②の感覚どころか①の感覚も無視している状態です。

そこで、肌で手のひらを感じるのと同じように

足の裏で床を感じたり、手のひらでバーの感触を確かめてみましょう。

最初は床やバーに意識を向けるだけで構いません。

慣れてきたら、温かい、冷たい、ボコボコしている、ツルツルしているかどうかを確かめてみてください。

こうして身体に「集中」することでいつのまにか感覚が鋭敏になり、眠っていた筋肉や神経が目を覚まし、その人間の身体にとって一番自然で、かつ負担のかからない動きをいつの間にかしてくれるようになります。

自分のもっている感覚(感性)が「こうしたい、こうなりたい」という目的への最短距離を教えてくれるのです。嘘みたいですが本当です。自己治癒力とは本来そういった機能のことをいうのです。

はい、ではまとめてみましょう。



☆ダンスの上達、身体の活性化のコツ☆

①触ったところを「感じる」

②触られた場所を「感じる」



いやー簡単ですね!

…と言いたいところですが、これが無意識的にできるようになるには日常生活の色んなシチュエーションでこの2つを実行してみるしかありません。

つまり、自分の身体をはじめ、自分が触っているものや触られているものに「あくなき好奇心」を持つことなのです。「感じること」が習慣になれば、ダンスは飛躍的に上達しますし、身体の異変や違和感も、さらには人や物の気配さえも感じられるようになります。空気を読めずにKYになる心配もありません(笑)

ちなみに、これがある分野で自然にできてしまう人が(本人は自覚がないですが)「敏感な人」「感性豊かな人」「第六感がある人」と呼ばれているのですね。

来年からはこの「感覚」をベースにしたエクササイズを少しずつ紹介していきたいと思います。

もっと早く、効率的に上達したい!身体のことを知りたい!という方は、ぜひ1度私のクラスを受けてみてくださいね☆

最後までお付き合いいただき、どうもありがとうございました。



今年も残り少ないですが、皆様どうかお体ご自愛くださいませ♪

(アンドウマリコ)

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